以下の文(ぶん)章(しょう)は、留(りゅう)学(がく)生(せい)が書いた作文である。
「便利」ということ
ソル ギョンイル
最近、電気製品の店にいくと、パンが焼ける炊(すい)飯(はん)器(き)や、部屋の空気もきれいにする掃除機など、一台でいろいろなことができる商品が多いと感じます。私は、一台でいろいろできるのは便利なので、そういう商品が増えるのはいいことだと思っていました。でも、先日、(54)があって、少し考えが変わりました。
その日、私は店で DVD の機械を見ていました。(55)、そこに一人の客がやってきて、店員に DVDが見られる機械が欲しいと相談を始めました。店員は、その人の家にビデオがたくさんあるという話しを聞いて、DVD とビデオの両方が見られてダビングもできるものを紹介しました。私は便利そうだと思いました。でも、その人は、いろいろできるものは使いにくそうだと(56)。結局、その人は DVD だけが見られる機械を買っていきました。
私は、一台でいろいろなことができるもの(57)便利だと思います。でも、それを複雑で使いにくいと感じる人もいます。そのことを知って、どういうことを「便利」だと思うかは人によって違うのだと(58)。